フジワラブログ

短歌とか、思ったことを書き残します

Shiro(短歌5首)

もっとコンパクトに話せたらっていっつも思ってて 義理の光 The first takeが撮られる空間はすごい無音 すごい白さ チャンピオン・ベルトを渡さないために 完璧な仕上がりの英数国 優等生は優等生と話をする ステルスミサイルの美について 光が瞼に当たって…

最近考えてることについて②〜届ける〜

しょうもないことをツラツラ書きました。でも読んでほしいです。 ♪ いまこの文章を書いているが、誰も読む人がいなくて終わったら、この文章がこのブログに残ることにはなんの意味もなくなり、僕の足跡が一つの風紋になってしまうということに、一番の恐怖を…

生とシ タナトフォビアという病

胃もたれするほど気取った文章です。恥ずかしい。もっと練習します。とりあえずよんでね。 ○ 死というものはあなたに恐怖を与えるものであり続ける。死を恐怖するからあなたは大切な命を持ったままこの世界に生きることができるし、命を次の世代に繋いでゆく…

飽和した夜(短歌8首)

飽和した夜を蒸発皿に取り結晶化したあなたを探す 帰り路で立ち止まることを勧めとく 動かない景色を呑み込むの 駅前でフリスビーする子供らの間を切り裂いてゆく男ら この夜を飲み切ったなら僕はすぐ果てる急性夜中毒で アルバムのAメロだけを歌うから、風…

砂(短歌5首)

砂を少々 空気にふれて光らせています親指についたままの 砂浜 君の足あとだけ泳いで脱出を試みている気がする 砂場みたいな、水を流して乾かせばまた無がやってくる手軽さを スナイパー・ライフル頭に突き付けるにはせますぎる部屋に住んでる 砂肝、ひとり…

Please freeze.(短歌12首)

「砕ける」は快楽の語彙だとすれば間脳を砕かれる妄想 ○ 血のとろみが嫌・自らの言葉で・リストカットは・できないのかよ 君はもう戻れないから、ほら君は親の番号を思い出せない ○ クローバー畑と同じ感触で矛盾している人が恋しい 偶然に見つけた透明人間…

最近考えていることについて① 自分など、

パッて考えついたことをダラダラと書いていました。「おかしくね?」とか「浅くね?」とか「当たり前だろ」とかあると思いますが何卒。 ♬ 自分がどんな人間なのかってことは自分でずっと考えているが、ありうる答えは全部上辺だけな感じがするし、他人に聞い…

涙について(短歌5首)

観覧車の、頂点に着て心中を謳う 横浜は愛してくれない 銀色を教えてほしい 好きだった殺人鬼が乗っている翼の 上を向き涙を堪えると空から、「泣いてもいいよ」とハグしてくれた 「三月を真空パックで届けます。」サラダチキンの塩気とか月 死んでいる都会…

ヒーリング (短歌10首)

LSD 君の言葉の断りたいその暴力や慰みのこと。〇本能と自覚した時、快楽が三〇〇〇倍になった気が(昼寝)魂の拠り所って必要じゃない?予備校って宗教っぽくない?神だって平和を願っているらしい 推しのいいね欄のキリル文字ポケモンセンターがほしい い…

三月

3月に詠んだ短歌5首です。春の海 離れ離れになる時期の青い海 まだ青い僕たちなつかしい梅の香りを吸い込んで出るくしゃみさえなつかしいのさ虚像の過去の自分が好きでたぶん、その人も僕を好いているはずセルフィッシュ・セルフィッシュ 顔が魚っぽい見せら…

February

2月に詠んだ短歌5首です。ニュートンのゆりかご 君とすれ違う1秒以内で 目線 目線冬なんてもんは姑息な生き物で非情それでいて透き通る雪今俺が生きているなら神様も釈迦も「ここだよ」って教えてる両耳を塞ぎあなたの声の記録だけを留めて目の裏を見て「拍…